時折小学生〜高校生の方から、「××さんがムカつくので呪いで殺してほしい」というメールをいただくことがある。
もちろんそれらはすべて丁重にお断りしている。どれだけ切羽詰った事情を訴えられようがご依頼を引き受けたことはない。
(相談機関を紹介したり問題解決のための手段をいろいろ考えることはある)
それは、当サイトが呪殺を請け負っていないというのももちろんだが、まだ社会経験が浅い身の上で安易に「むかつくから殺す」という考え方をして欲しくないからである。

相手の子が人気があるから、自分の友達をとったから、成績がいいから等など、ご本人達にとっては重大な理由なのかも知れないが、それでも殺すとは穏やかではない。
社会に出ればもっと、自分の意に沿わないことは沢山ある。
学校生活の中でそういったこととどう向き合っていくか、どのように解決していくかを学ぶこともまた、大切な学習の一つである。

中にはご依頼を断ったことに対し「自分が子供だからといってバカにして!」「お金なら払うから」と言って来る人もいる。
そうではない。
子供故に安易な結論を出すべきではないと言っているのだ。
これが20歳を越え、ある程度の経験も身についてくれば、「ムカつく」相手に対してどういう対応をするか様々な選択肢が出てくるであろう。
少なくとも「ムカつくから殺してやろう」とは出てこない。
それがあっさり出てくるあたりが、まだ呪術を依頼するには早い、というのだ。

どうかお心当たりのある方、改めて考えて欲しい。
ムカつくから殺す、というのなら、いつかあなたもその対象になりうるということを。