呪術ご依頼の過程で時折聞かれるのが、「術をかけた相手がどうなっているか霊視、透視できますか」というご質問。
呪術師は霊能者ではないので霊視、透視は出来ない。
がっかりさせて申し訳ないのだが、術師は普通の人間である。
「相手の様子を知りたい」というご期待にはお答えしたいところだが、なにとぞご容赦いただきたい。
簡単に言えば、呪術はやり方さえきちんと学べば誰にでも出来るが、霊視、透視はその力を持っている人間でなければ出来ない。
霊視、透視は霊能者や超能力者の分野になる。
本当に相手の状況を知りたいというお気持ちがあるのなら、こういった人たちに相談するほうが早い。

「相手の様子を知る機会が欲しい」「予知夢を見たい」という呪術なら対応するものがある。
超能力の真似事は出来ないが、呪術で機会をもたらすということであれば可能なので、何事も相談はしてみるもの、とアピールしておく。
なにぶん呪術は魔法ではないために、出来ることにもいろいろ制限がある。
しかし、相談されたことに対して「こういう呪術がありますがどうですか」と、対応できそうな呪術を探し出すことは呪術師の役目である。



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